「ピストン藤井の泥酔3分くらいクッキング」本のタイトルロゴ

2018年5月24日

前回更新からだいぶ時間が経ってしまいました。すごく良いネタがちょっと古くなってしまって、これもひとえに私の不徳の致すところと反省しきりなのですが、面白い話ですのでどうかお付き合いくださいm(__)m

今回はいつものテレビタイトル模写ではなく、なんと本のタイトルロゴです。

ツイッターのご縁で知り合わせていただいた、ピストン藤井さん。わたしと同郷で、紆余曲折ありながらも今は富山で珍なるスポットや人などを探しては、たくさんの人に発信しておられます。珍なものばかり探しているイメージのあるピストンさんですが、私個人としてはこちらのエッセイどこにでもあるどこかになる前に~富山見聞逡巡記~」がすごく好きです。地方から都会へ出たことのある方には心に突き刺さるものがあると思いますので、興味のある方はぜひ一度読んでみられることをオススメします。

さてさて、話はだいぶ遡って2017年の年末のこと、ピストンさんのお友達で編集者の小野のいもうとの子さんから「こういうのやりたいんですけどお願いできますか?」とお話があり、2018年のお正月にお会いさせていただきました。今までテレビの手書き文字ばかりやってきて、書くのは早いけど雑!(テレビってほんの数秒しか映らないから、ぱっと見てバランスが取れてて綺麗なら良しとされていた)だった私。「次は~新福島!」のタイトルのときもそうでしたが、印刷物になるということはずっと手元に残るということ。大丈夫か私?と不安でいっぱいでした。

そして初めての打ち合わせの日。小野のいもうとの子さんは初めてお会いしたとは思えないくらい気さくな方で、わたしの緊張もすぐほぐれていきました。しかも本のタイトルが「泥酔3分クッキング!(仮)」これはきっと面白くなるに違いない!と思った私は、その場で、ぜひやらせてください!と言っていました(笑)

実際に動き出したのは2月の中頃ですが、それまでにラフを色々書いていたので、そこからは一気に書き上げていきました。どんな仕事のときも、イメージがしやすい仕事はやりやすいです。どんどん文字が浮かんできます(写真は一部)。

 

さてここで、小野のいもうとの子さんからもうひとつ「お願い」された事がありました。本文中にコーナーを作るので、コーナータイトルを書いてほしい、それも、私の大好きなドリフ大爆笑の「もしも…のコーナー」の感じで…との事。これも私は二つ返事で引き受けました(笑)「〇〇のような感じで…」という依頼は、見本があって文言だけ変えればいいので結構やりやすいです。

何パターンか書いたもの。

それで出来上がったのがこちら。

文字色が黄色でエッジが黒という、もしものコーナーに完璧に寄せていただいて大満足の仕上がりとなりました。

さてここで、タイトルの話に戻ります。ラフを色々書いてみて、私なりに組み合わせて3パターンほど作ってみました。

これを見ていただいたところ、イメージに合う文字が各パターンにひとつづつ入っているので、組み合わせ直してほしいとの事でした。もうすでにアウトラインのデーターにしていたので、すぐに組み替えることができます。こういう時パソコンってすごいなぁとつくづく思います。昔は位置やサイズが違うだけでも一から書き直さなくてはいけなかったんです…便利になったものです。

組み替えたものがこちら。とても柔らかいイメージになりました(私が勝手に泥酔というのを殺伐としたイメージにとらえすぎていたのかも知れません、汗)。

だいぶイメージに近づいてきたようですが、ここからさらにブラッシュアップ。泥酔の文字をちょっと変えて2パターン。

そして最終的に決まったのがこちらです。とても楽しい感じの泥酔になりました。

あとは本のデザイナーさんにおまかせなので出来上がりを待つばかり…。

そしていよいよ満を持して本が完成!!5月3・4日の「ブックデイとやま」というイベントで販売されました。(現在は富山の古本ブックエンドさん、ひらすま書房さん他で絶賛販売中!)

うーん美しい。中身もオールカラーで写真も綺麗!まるで「暮しの手帖」のようなステキな仕上がりで、料理もとても美味しそうです。ですが実は私、もうちょっとコミカルな感じの仕上がりを想像していました。ピストンさんや小野のいもうとの子さんはすごく喜んでくださったのですが、タイトル文字がコミカルで逆に浮いてしまっているんじゃないかと今でも少し気になっています(個人の感想です、笑)。

これだけやり取りをして作業を進めていって、良いものができた!と実感していても、やはり少しは心残りがあったりします。人に何か作ってもらう仕事を頼んだ時に、あんまり色々口出ししたらいけないのではないかと思っている方がたまにおられますが、作っている方も依頼者の希望がわからないとどんなものを作ればいいかわからないし、依頼した方も自分の希望したものと違うものになってしまって、結局だれも喜ばないものが出来上がってしまったりするので、自分の希望はできるだけ伝えるようにしたほうが私はいいんじゃないかと思います。時間に余裕がない時は、希望は最小限にしてもらうこともありますが、できる限りどんどん意見を言ってほしいですね。

今回は初めて本の仕事をさせてもらって、とてもいい経験になりました。これからもまだまだ何かやったことのない事をやっていきたいです。

そして最後になりましたが、ピストン藤井さん、小野のいもうとの子さん、今回は楽しいお仕事をさせていただき、本当にありがとうございました!


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