クイズダービーのネームプレート(模写)

2021年3月16日

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昨日(10月26日)篠沢秀夫さんが亡くなられました。

篠沢さんといえば、学習院大学文学部フランス文学科教授(出典:Wikipedia)という大変立派な方でしたが、“篠沢教授”となると、なんつったって巨泉のクイズダービーです(わからない若者はまわりの大人に聞いてください)。篠沢教授は珍解答が多いんですが、ハズレてもいつも楽しそうに答えている姿が優しそうでとても好きでした。ここに謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

さて、クイズダービーは解答者のネームプレートが綺麗な手書き丸ゴシックだったことを思い出し、模写してみました。(サイズは9cm×2.7cmにしました。実際のプレートは30cm×9cmぐらいであろうと思われますので(見た目で判断)、だいたい3分の1くらいでしょうか。

1枠、篠沢秀夫さん。この番組のネームプレート全体に言えることですが、文字の空間の部分をかなり広くとっています。書かれた方のクセなんでしょうか。「秀」の字なんか私だったらもう少し「乃」の部分を狭く書いてしまいます。

3枠、はらたいらさん。正解率がとても高く、最後の問題で確実にとりたい場合はみなさん「はらたいらさんに全部!」かけていましたね。ひらがなはバランスが取りづらいので、きれいに書くのが難しいです。これも空間をとても広くとっています。特に「た」の右の「こ」の上の線をここまで高い所に置くのはあまり見たことがないです。(意味わかりますか?)

4枠、竹下景子さん。「三択の女王」の異名をもっていたほど三択問題を得意とされていました。文字については「竹」「下」「子」などの画数の少ない文字もバランスが取りづらいですが、これは空間のとり方が素晴らしい。私の好みの文字です。

3枚並べてみました。(後ろの黒い棒は筆です。ちょっと立体的に並べたかったもので。)

ちなみに、ネームプレートはタイトルの仕事の中ではサイズが大きい部類に入ります。(これ以上大きいものは、セットをつくるかたが作られたりします。)

手書きネームプレートの文字を見ると、当時の楽しかった番組の雰囲気が甦ってきます。篠沢教授、楽しい番組をありがとうございました!

あと、クイズダービーではいつも出演者が答えを書いているあいだに、画面の下半分に問題文が出るのですが、それも綺麗な手書き丸ゴシックだったので、また次の機会に書いてみようと思います。

(2017年10月31日更新)クイズダービーの提供スーパーと問題フリップ(模写)を書いてみましたので、よろしければそちらもご覧ください。

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